趣味を聞かれて返答に困る人は多いのではないだろうか。ぼくも以前はそうだった。胸を張って趣味と言えるようなものもないし、かといって「ないです」と答えるのは味気ない。仕事以外でなにか夢中になって打ち込める事があればいいのに、と思う人もいるだろう。
今日は無趣味だったぼくがどのように趣味を見つけ、それを継続して楽しんでいるのかを簡単にまとめていきたいと思う。なにか自分の趣味を見つけたい人や、生活に新しい刺激がほしいと思っている方に参考になれば嬉しい。
目次
趣味を見つけるのは簡単
あなたには趣味があるだろうか。もしあなたに素敵な趣味があれば、休日が楽しみになり、毎日がより豊かで楽しくなる。嫌なことがあってもそのために頑張れるし、ストレス解消にも大きく役立つ。また仕事や勉強、家事などの時間から距離を取る時間は生活の余裕の表れだ。趣味は必ずしも必要なものではないけれど、その時間はあなたにたくさんのものをもたらしてくれるだろう。
趣味を見つける3つのステップ
ここからは趣味の簡単な見つけ方と、無理なく継続するためのポイントをまとめる。それぞれステップ別に説明していく。
趣味(しゅみ)-人間が自由時間に、好んで習慣的に繰り返しおこなう行為、事柄やその対象のこと。道楽。*1
ステップ1 「趣味」のハードルを下げる
ご覧の通り、何回やれば趣味と呼べるか、またどの程度の習得度や知識があれば趣味と呼べるかには決まりはない。それだったら「〇〇が私の趣味です。」というハードルをぐっと下げてみよう。おすすめは3回やったら趣味にすること。そんな簡単に趣味って言っていいの?と思われるかもしれないが、それでいい。結局はあなたが楽しんで打ち込めるなにかを見つけられることが大切だ。続かなければ辞めてしまえばいいだけの話。そんなことよりあなたがワクワクしそうなことに躊躇せずまずはやってみることが大切なのだ。
ステップ2 目的・ゴールを明確に
大前提として趣味は誰かに強制されるものではない。あなたがやりたいときにやりたいようにやるのが趣味だ。かといってもせっかく始めた趣味をより楽しく長く続けるにはどうしたらいいのか。幾つかポイント、を述べていく。
物事を継続するのに最も効果的なことは目的を明確にすることだ。仕事だって利益を上げるためにやるものだし、ダイエットだって痩せるためにするもの。あなたの趣味の目的はなんだろう?
目的・ゴールが明確になったら次はあなたがその過程、つまりあなたがその、趣味をしているときにどんな楽しさや気持ち良さ、満足感、充実感を感じるのかをメモしよう。分かりやすく「ヨガ」を例に説明してみる。
例えばAさんは「ヨガ」という趣味を「痩せる」という目的で始めた。そしてその楽しさは「身体を動かすこと」や「心を整える」こと。
この目的と楽しさを明確にしておくと、何のためにあなたの大切な時間を費やすのか、そしてどんなことがあなたをワクワクさせるのか意識することができる。
なにも考えず趣味に打ち込むこともいいが、こうやって目的意識やモチベーションを意識しておけばより濃密な時間を過ごすことができ、趣味の世界にのめり込んでいける。
ステップ3 趣味を楽しむ環境づくり1つ物を買ってしまう
これを始めてみようと決めたら、その趣味を楽しくするグッズを1つでいいから買ってみよう。例えば「ヨガ」ならヨガマットやホットパンツなどいいだろう。グッズを買うことでモチベーションも上がるし、しばらく趣味から離れたとしてもグッズを見てまた再開しやすくなる。
例えば英会話が無料だったら、忙しくなっただけで行かなくなってしまうkしれないだろう。お金を払うことでちょっと無理してでも続けるようになる。自己投資という意味でも少し身銭を切ることは、継続の効果があることだ。
【おすすめ7選】趣味の具体的な見つけ方
ここからはぼくの趣味を紹介するがてら、上記の3つのポイントがどのように組み込まれているか、当てはまっているかをまとめていく。趣味を見つけたい方は具体的に自分がどのような効果や楽しみを求めているのか逆算して自分の趣味を探してみてもいいかもしれない。それでは1つづつご紹介していく。
ドライブ
ぼくの愛車は86年式のクラシックMiniだ。マニュアル車で「ウィーン、ウィーン」と鳴らしながら走る。うるさいし、すぐ故障するし手間の掛かる子だがとても可愛い。いきなり話が脱線してしまったが、ドライブは趣味に打ってつけだ。男性、女性に関わらずクルマが好きになれば休日が楽しみで仕方がなくなる。徒歩ではなかなかいけない場所へ自分の愛車と旅するのは本当に楽しい。お金がかかるのがちょっと難点。
- 目的=知らなかったお店や場所に出掛ける
- 楽しさ=運転する喜び。気分転換。
喫茶店巡り
ぼくは個人事業主として仕事をしていることもあり、よく喫茶店で仕事をする。なぜ喫茶店かというと適度な雑音があり、珈琲1杯で仕事場を借りられるからだ。そんなこともあり、気持ちよく仕事ができる喫茶店を探すことも兼ねて、好みのインテリアや美味しい珈琲を出してくれる喫茶店を巡るのがぼくの趣味の1つでもある。喫茶店はカフェとは違って、若い人からご老人、サラリーマンまで様々な人が集まるので人間観察していてもとても楽しい。おばちゃんたちの井戸端会議が隣の席で始まったら耳を傾けずにはいられなくなる。
- 目的=仕事場探し
- 楽しさ=美味しい珈琲。色んな人がいる空間。
洗車
ドライブに関連してぼくは洗車が大好きだ。特に休日の午前中、スカッと晴れた日に近くのガソリンスタンドで洗車をするのは極上の気分。クルマをピカピカにして、そのままドライブに出掛け、お気に入りの喫茶店でモーニングする。ぼくの休日の定番だ。「クルマ」に関わらず、なにかを手入れすることを趣味にするのはとてもおすすめ。例えばマッサージやマッサージ、愛犬のブラッシング、靴磨き、トイレ掃除、庭で水やりなどなど。手入れすることでそれそのものを大事にするようになるし、愛着が湧いてくる。
- 目的=クルマを綺麗にすること
- 楽しさ=晴れた日に愛車を掃除する気持ちよさ。
サウナ
サウナもぼくの趣味の1つだ。銭湯が好きな友達とサウナ部をつくり、平日の夜待ち合わせて銭湯に行く。サウナの良さはここでは語り尽くせないが、ぼくがサウナにハマったきっかけは水風呂に気持ちよさそうに浸かるおじさんを見たことだ。水風呂に入る気持ちはぼくには全くわからなかったが、あまりにも気持ちよさそうに入る知らないおじさんたちを見て、「本当にそんなに気持ちいのか?」と疑問に思って自分なりにサウナの入り方を調べハマっていった。サウナは奥深い。体中の老廃物が汗とともに流れ出て、サウナから出て外気浴しているとまさに夢心地の気分だ。
サウナの入り方 ①10分のサウナ→②30~60秒の水風呂→③10分の外気浴→①へ
- 目的=身体のデトックス
- 楽しさ=大量の汗を掻く。外気浴の夢心地。
キャンプ・焚き火
1年前に初めて本格的なキャンプに行った。そこからドハマリしたのがキャンプで行う焚き火だ。キャンプでなにをするのかと聞かれれば焚き火を囲んでただ語らうこと。大自然の中、ゆらゆら揺れる火を眺めながら仲の良い友と時間を忘れてただ喋る。日頃の愚痴や普段人には言えないこと、心の底にあるコンプレックスを曝け出し、腹を割って話してみてほしい。火が非日常を、会話がグルーヴ感を、自然が開放感を与えてくれる。
- 目的=都会から離れてリラックスする
- 楽しさ=非日常感。腹を割った会話。
スケボー
友人から勧められて20代後半になってから始めたスケボー。これがまた奥深くて面白い。友人から「スケボーを始めたら街が違って見えてくるよ。」と言われ興味を持った。スケボーでは街のちょっとした段差や階段を使ってトリックをする。これまで気にも留めなかった街のディテールになってから目が行くようになる点が面白い。もちろんスケボー自体もとても面白い。
- 目的=スケボーの上達
- 楽しさ=トリックができるようになる。街が違って見えてくる。
将棋
ぼくが引きこもり時代からほぼ毎日続けているのが将棋だ。ぼくが思う将棋の面白いところは精神状態が一手一手に大きく影響するところだ。生活が乱れていたり、精神的に参っているときは驚くほど指し手が乱れる。逆に心が平穏に保てているときは指していて気持ちがよいし結果もついてくる。ゲーム性自体も奥深く面白いし、自分の体調や精神状態のバロメーターにもなるとぼくは思う。
- 目的=将棋が強くなる
- 楽しさ=勝つ喜び。こころのバロメーター。
まとめ
今日は趣味の見つけ方と継続のポイント、そしておすすめの趣味を7つまとめてみた。いまから新しいことを始めたい人。趣味が欲しい人。休日が楽しみじゃない人。ぜひ自分なりの趣味を見つけてみてほしい。