天才編集者が語った夢中になれるものを見つける3つの手順

Be crazy

夢中になれることがあれば人生楽しくなるはず!と思う人は多いはず。なにかに一生懸命取り組んでいる姿を見ると「すごいなあ」と口では言うけれどそれ以上に「いいなあ。」とか「なんか悔しい。」と思うことはありませんか?

そんな、自分もなにか夢中になることを見つけたいと思っている人に参考になる話を、天才編集者として話題の箕輪厚介さんがBBT大学の動画の中で語っていました。箕輪厚介さんは幻冬舎の編集者で『たった一人の熱狂/見城徹』や著書『死ぬこと以外かすり傷』を大ヒットさせた編集者。今日は、箕輪厚介さんが語る「夢中になることを見つけるコツ」についてまとめます。

夢中になることを見つける方法

箕輪さんによれば以下の3つのことをすれば、自分が熱中できることがほぼ見つかると言います。

    夢中になれることを見つけるためには

  1. 圧倒的に自分を掘る
  2. 色々なことに出会う
  3. 極端にやってみる

②の色々なことに出会うというのはなんとなく分かりますが、①③はなかなかピンときませんね。どういうことなのでしょうか。

圧倒的に自分を掘る

箕輪さんはまず、圧倒的に自分を掘れと言います。人によって好きなこと、ハマるもの、夢中になるものは違って当たり前。イチローは野球が好きだったし、本田圭佑はサッカーが好きだったわけです。

自分が好きなこと、嫌なこと、得意なこと、苦手なこと、どんな未来の描く人間なのかを知るほど、自分にあった夢中になれるものは見つけやすくなります。

SHOWROOMの前田裕二さんの本をいま作っていて、どうやって好きなことを見つけるのかということに文章を割いています。1つは圧倒的に自分を掘る。自己分析をしまくる。前田裕二でいうと就職活動のときに自己分析を1000問位やった。自分がどういうときに辛かったとか、どういうときに嬉しかったってあるじゃないですか。それを1000問くらいやってひたすら自分を知っていったと。

単純に質問に答えるだけではなくて、例えば1番辛かったのはいつですか?という質問があったとすれば、大学受験に落ちたときですと答えてそれを掘ると。じゃあなんで辛かったかというのを考える。努力が報われなかったから辛かったのか、周りの人が自分のことを馬鹿にしたから辛かったのかとか、いっぱいあるじゃないですか。それを掘っていくと自分の性格がある程度わかる。

努力が報われないから辛かったなら、今後のアクションとして自分の努力が目に見えるような、努力と比例して給料が増えるような仕事がいいとか徐々にわかりだすわけじゃないですか。周りから笑われて辛かったのなら、頑張れば頑張るほど周りが褒めてくれるだとか、いいねを押してくれるだとか、そういう仕事が向いているんじゃないかと徐々にわかってくる。

1問でこれだけわかるんだから1000問やったら大体自分のことわかるでしょう、と。

自分を深く掘るほど視野は広がり、今まで関心がなかったことにも興味が出てくるものです。自分をディグする方法は色々ありますが、上にも出てきたSHOWROOMの前田裕二さんの本『メモの魔力』で紹介されている自己分析はとてもおすすめです。①ファクト②抽象化③転用という3つのフレームワークを使って、より深い思考や分析を可能にするメモの取り方がまとめてあります。また1000の自己質問も収録されています。

出会いまくる

次にやるべきは「出会いまくる」こと。夢中になったり、好きになる前にまずそのことを知らないといけません。なにかに夢中になるにはそれを知らないといけない。そしてそれ知るためには、とにかく出会わないと始まらないわけです。

前田さんが言っている「たこわさ理論」というのあります。

小学生に好きな食べものはなんですか?と聞いて絶対に「たこわさです」って言わないじゃないですか。なんで言わないかというとたこわさを食べたことがないからですよ。

要は出会ってないことを好きだと言うことは永遠にないわけです。クリケットやったことないじゃないですか。クリケット好きとは思えないじゃないですか。でもサッカーはやったことあるから好きと言える。出会ったことがないものに夢中になることは絶対にないから、さっきの自己分析とは真逆でとにかくなにも考えずに色々なものに出会う。

恋人探し中の山田くんがNY在住のメアリーに夢中になることは絶対にありません。逆説的ですが、なにかに夢中になりたいなら何も考えずに色々なことに手を出すことが有効です。行動量が多いほどアンテナに引っ掛かる可能性は高くなります。

極端にやってみる

自分を徹底して深掘りし、なにかがあなたのフックに掛かったら、次はそれを極端にやってみることのがおすすめです。

物事は中途半端にやっても面白くなりません。こどもは放っておけば、ぶっ倒れるまで一晩中TVゲームをやります。「ハマる」とはそういうことなのです。

こどもはゲームに一瞬にしてハマりますが、大人はなかなかそうなりません。だからこそ自分で意識的に極端にやってみるのが「夢中への第一歩」なのです。

僕個人としてもう1つ付け足すのは、ちょっと面白いかなと思ったときに極端にやることですね。なんでも中途半端にやったらそんなに面白いとは思えないんですよ。

僕が好きなハイロウズの曲に「死に物狂いでやらなきゃダメなんだ、つまらなくなる」という歌詞があって。やっぱり面白いと思うものって死に物狂いでやったときなんですよね。だからコレだと思ったときに、ガムシャラに死に物狂いでやってみるのが大事な気がしますね。

さいごに

なにかに夢中になりたいのなら、①圧倒的に自分を掘る②色々なことに出会う③極端にやってみる。今日は夢中になるものを見つける手順についてまとめました。

なにかを結果を出そうとするとき、夢中になることがなにより結果を出すことができます。努力は夢中に敵いません。我を忘れてなにかに熱中する時間が増えていくほど、あなたの人生は豊かなものになっていくでしょう。日常に退屈を感じている人はぜひ参考にしてみてください。

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