この記事は自分には才能ないと思っている人に書いた記事です。あの人は才能ある、アイツは才能ないってよく聞きますよね。でもそもそも才能ってなんなんでしょう?そんなことを考察してみました。
憧れの人
みなさんは憧れの人っていますか?
「こんな風になりたいなー。」とか「1日この人になってみたい。」とか「この人の人生ってカッコイイな。」みたいな感じの人。
ぼくはいっぱいいるんですね。色んな憧れ方があるけどぼくが憧れる人の特徴について話してみます。ちょっと思い付く人を箇条書きで書いてみます。
- 宮﨑駿(映画監督)
- 鳥山明(漫画家)
- 大友克洋(漫画家)
- 丹下健三(建築家)
- 安藤忠雄(建築家)
- ルイス・カーン(建築家)
- 前田育男(マツダ 執行役員デザイン本部長)
- スティーブ・ジョブズ(Apple)
- 真鍋大度(Rhizomatiks)
- テオ・ヤンセン(彫刻家)
- 猪子寿之(チームラボ)
どこまで挙げたらいいか分からないのでこの辺で。さて、この人達の特徴皆さんわかりますか? そう、「モノを作っている人」ですね。クリエイターってやつです。でもぼくはモノを作ってるからといって憧れるわけではありません。 この上に挙げた人達になぜぼくが吸引されるか。
「尋常じゃなくモノが好きな人達」だから
これに尽きます。
例えば宮崎駿。
飛行機や戦闘機の大のマニアだったと記憶しています。宮崎映画にもかなりの頻度で飛行機が出てきますよね「紅の豚」、「ラピュタ」、「風たちぬ」などなど。しかもその描き込みは異常とも言えるほど細部までこだわって表現しています。【スタジオジブリ】映画「風立ちぬ」での宮崎駿の飛行機オタクっぷりがハンパ無い件について
例えば、鳥山明。
出典:http://blog-imgs-62.fc2.com
「描く必要ある!?」ってくらいバイクのデザインが細かいですよね。これでメカ好きじゃなかったらただの詐欺師です。
例えば、真鍋大度。
出展https://www.youtube.com/watch?list=PL05E0A70674C23868&v=LOikgDXaRTg
はい、もはや変態ですね。
少し説明しますと、真鍋大度さんは、Perfumeの舞台演出などを手掛け、世界から注目を集めるメディアアーティストです。Rhizomatiksというクリエイティブチームの代表。バレてると思いますが電子機器オタクです。
才能ってなんだ?
ぼくは大学で建築学科に入りました。
建築家になることが夢だったんですね。
でも諦めてしまいました。なぜかというと、建築が好きという点で1番になれなかったんです。どう考えてもぼくより建築が好きな奴が何人もいて、そいつらの成長スピードは普通じゃありませんでした。
「あいつは才能がある」
「才能」って言葉は便利なもので、ぼくもときどき使ってしまいます。でもこれは本質を捉えた言葉ではありません。ある分野で突出した結果を残すためには、その分野のことが「尋常ではなく好き」じゃないと不可能です。逆に好きでさえあれば、センスなんて1mmも必要ないと思っています。これはぼくが大学に入って挫折して学んだこと。
例えば、ぼくが宮﨑駿より飛行機が好きだと気付いたら、今すぐにでも飛行機のデザインを学びます。鳥山明よりメカ好きならロボットを作る会社にすぐ就職します。真鍋大度より電子オタクならメディアアーティストになって作品を作ります。
でも現実は無理な話です。なぜならぼくはこの人達ほど「飛行機やメカや電子機器が好きじゃない」から。もしあなたがこの人達より「モノが好き」なら、すぐにでも同じ土俵で勝負すべきです。勝てると思いますよ、本気で。
ぼくの才能
ぼくには「ものづくり」の才能(モノが好きということ)がありませんでした。これはチャレンジしてみて、はじめてわかったことです。今でも悔しいです。神様がある日突然、ぼくを無類の建築好きにしてくれればどんなにいいかと思います。でもそんな奇跡は起こらない。
じゃあ自分はなにが好きなのか?これを本気で考えてみることが大切です。ぼくの場合、
- 自分の考えていることを人に伝えたり、他人の考え方を聴くこと
- 自分が好きな情報や自分が好きな物を人に教えてシェアすること
この2点は、少なくとも普通の人よりかは絶対好きなことです。まず負けません。だからぼくはブログというメディアを持って情報発信することにしました。
才能ない人が何かに挑戦するときに心がけたいこと
なにかに挑戦するときにワンポイントアドバイスです。
挑戦することはあなたがほんとに好きなことですか?
これだけ常に自問自答してみてください。もし答えがYESなら、なにも悩む必要はありません。まっすぐ自分が思ったように進めばいいです。もし答えがNOなら、辞めておくことをおすすめします。もし既にはじめていたら、今すぐ辞めた方がいいと思います。時間がもったいないです。才能(それが好きという気持ち)がなければ、ほんとにツライです。結果もめちゃくちゃ付いてきにくいです。
何度もいいますが、ぼくは最初に挙げた成功者ほどモノにこだわりがありません。だから「モノが好きな人」にとてもとても憧れるんです。クリエイターになりたかったなーと今でもめちゃくちゃ思います。皆さんはどうでしょう。モノは好きですか?
そんなことが聞きたくて色々書いてみました。今日はそんな感じか。ではサバラ